病気で心がすさんでしまう

病気になると心が黒くなるのは本当だと思いました。私は学生時代から過敏性腸症候群に悩まされており、その時のつらさは言い表せません。そんな私は、他人の病気の宇都宮の放射線治療等の話を聞くと、自分の病気のつらさを基準として考えるので、「まだマシじゃないか」と心の中で悪態をついてしまうのです。それを周りに言っていると大丈夫かと心配してもらうことができ、私は自分が病気だと言えない強がりな性格なので余計に腹立たしく思ってしまうのです。私の症状を暴露すれば引いてしまうのかな、と想像したりもします。

病気には、逃げ道があるものとないものがあります。逃げ道がないものには慢性的な痛みを伴う腹痛や肩こりなどがあり、これらは多くの人が苦しんでいるのにもかかわらず根本的治療法が見つかっていません。心臓移植なんてすごいことができる時代なのにと、人だけでなく医療まで恨む自分がいます。長年病気でいると、心が汚染されていくのがわかります。わかっているだけ自分はまだマシでしょうか。