昨年、左側の胸に乳がんのしこりの様な違和感を感じて乳がん検診を受け乳がんであることが分かり手術をしました。
違和感はありましたがまさか自分が、がんであるとは想像もしていなかったので、がんであると告示された時には、先生の言葉がまるでドラマのワンシーンのような気がして自分のことだと言う実感が持てませんでした。
すぐに入院して手術という流れになったので、自分が乳がんであるという自覚を持つことが出来ないまま入院し手術を受けることになりました。
他県の病院に入院したため、主人も手術日しか付き添うことが出来ず私は、1人で入院生活を送ることになりました。
がんの告示を受けてから手術までの時間が無かったので、手術を受けてもがんであることが嘘なんではないかという思いが何度も頭の中で繰り返されました。
入院中に主治医の先生が、何度も私の病室に来てくれがんから逃げてはダメだと言うことを繰り返し話してくれたおかがで、退院する頃には気持ちが落ち着いていました。
がんと告示されて一番大変だったのは、自分ががんであるということを受け入れることでした。
主治医の先生と出会えたことで、私は命を救われただけではなく気持ちも救われました。
がんを治療する上で主治医の先生は一番大切なことだと知りました。